イタリアングレーハウンド(イタグレ)の子犬を迎えたばかりの飼い主さんにとって、しつけは最も重要な課題の一つです。「イタグレは頭が良いから簡単」と思われがちですが、実際には繊細な性格と独特の気質を理解したアプローチが必要です。
イタグレの子犬期は生後2~8か月が最も重要な社会化期間で、この時期のしつけが成犬になってからの行動を大きく左右します。適切なしつけを行うことで、飼い主との信頼関係を築き、お互いが快適に過ごせる生活を実現できます。
本記事では、イタグレが子犬のうちにしておくべきしつけについて、項目ごとにまとめています。気になる部分だけでも見ていってください!

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目次
子犬の時にしておくべきしつけとは
トイレやおすわりなどのしつけなどの基本的なしつけ以外にも、子犬の時期にやっておくべきしつけがあります。
外の世界に慣れさせる
生後3~14週間は「社会化期」と呼ばれ、この時期に様々な刺激に慣れさせることが重要です。イタグレは元々警戒心が強い犬種のため、この期間に積極的に外部の刺激に慣れさせることで、成犬になってからの問題行動を予防できます。
具体的には、家の中での様々な音(掃除機、ドライヤー、チャイムなど)に慣れさせる、来客に慣れさせる、他の犬との適切な距離感を学ばせるなどが挙げられます。
ワクチンの接種が終わっておらず散歩ができない時でも、抱っこして外に出してあげると、初めての散歩がスムーズになるかも知れません。

車の音などに慣れさせてあげることが大事だね!
基本的な生活リズムの確立
イタグレの子犬には規則正しい生活リズムを身につけさせることが大切です。食事、睡眠、排泄、遊びの時間を一定にすることで、子犬が安心できる環境を作ります。
特にイタグレは寒さに弱いため、温度管理も重要なしつけの一環として考える必要があります。適切な室温(20~26度)を維持し、寒い時期には洋服を着せる習慣も子犬の頃から慣れさせておくと良いでしょう。
トイレのしつけ
まだ初めての環境に慣れていないと、トイレを設置してあげてもその場所でしてくれないこともあります。そんな時は以下の手順を試してみてください!
①トイレを設置し、そこにおしっこの匂いをつけてあげる。
最初のうちはトイレできちんとしてくれることはなかなか難しいです。そこで、外してしまった時はすばやく片付けてあげ、トイレにその匂いをつけることで『トイレ』というものを覚えてもらいましょう。
②トイレが成功したら褒める
トイレを正しい場所ですることができたら、たくさん褒めてあげましょう。「この場所でトイレをしたらいいことがある」と覚えてもらうためです。イタグレの場合、怒るのではなく褒めてあげるほうが効果的です。

成功したら”褒めてあげる”ことが最も大切です!
トイレの悩みに関する記事はこちらです!↓
散歩に関するしつけ
必要なワクチン接種が終わりようやく散歩ができる!と思っても、最初のうちはうまくいかないかも知れません。我が家でも、最初のうちは外に出してもほとんど動かず固まってしまいました、、、イタグレはビビリな性格の子も多いので、徐々に慣らしていってあげましょう。
散歩ができない期間も外の世界に慣らしてあげる
個人差はありますが、ワクチンが終わるまで数ヶ月間は散歩をさせてあげることができません。ただ、その期間も地面に降ろさず抱っこをしてなら散歩できるので、可能な限り外の世界に触れさせてあげてください。そうしてあげると、いざ散歩をする時に車の音や風などにびっくりすることが減り、散歩がスムーズになると思います。
まずは散歩に慣れてもらう
最初からスムーズに散歩ができる子の方が少ないです。うちの子も最初の数回は外に出してもほとんど歩いてくれませんでした😭 ただ、毎日散歩をしていくうちにスムーズに歩いてくれるようになりました。
最初はうまくいかないと思いますが、焦らず少しずつ慣れていってもらい、徐々に新しいことを教えていってあげましょう。
散歩における注意点
散歩をする際、常に人が車道側を歩くように心がけましょう。犬はちょっとした車の音などで驚き、走り出してしまうこともあるので、そうなっても危なくないようにしてあげましょう。
また、信号待ちの時には大人しく待っていてもらわなければいけません。散歩中にも待てやお座りができると、散歩がしやすくなるかも知れません。
イタグレのしつけで一番大事なこと
イタグレのしつけにおいて一番大事なこと。それは『怒らないで褒めること』です。いけないことをした時には怒ることも必要ですが、しつけにおいては基本的に褒めて行います。
怒っていけない理由は大きく分けて二つあります。
一つ目はイタグレが繊細で警戒心が強いからです。怒ったからといって必ず改善するとは限らず、かえって悪化する場合もあります。
二つ目は、何に対して怒っているのかわからない場合があるからです。これはイタグレに限ったことではないですが、いくつかの場面では逆効果の場合があります。
例えばトイレを外した時に怒ると、トイレはしちゃダメなものだと勘違いしてしまい、人がいるときにしなくなったり、外でしかしなくなることがあります。
怒るのは必要最低限にして、『これをすると褒めてもらえる』と覚えてもらうようにするとしつけがスムーズん進むと思います。
まとめ
今回の記事はいかがでしたか?
飼い始めたばかりだとやらなきゃいけないことがたくさんあると感じるかも知れませんが、少しずつ教えていってあげましょう。このブログではイタグレを飼っていて役にたつ便利グッズも紹介していくので、ぜひ見てください!